カイゼンは一日にしてならず
転職して4ヶ月経ちました。 今のところは順調ですが、チームメンバーが増えてくるのでこれからが大変ですねと。
チームの話はこれからですが、生産性の話はちょっとしておきたいなと思いました。
静かな工場と騒然とした工場
最初の会社(日本IBM)はブラックで、生産性が低い職場でした。 前の会社はブラックではないのですが、明らかに生産性が低い職場でした。 なので、生産性の高い(ムダが少ない)職場というのは初めて経験します。
何が違うのかというと、静かなんですね。騒然としている場面があまりありません。 「あまり」なのでゼロではないのですが、ちゃんとしているなという印象が強いです。
思い出したのが、ドラッカーの「経営者の条件」の以下の記述です。
コンサルタントの仕事を始めたばかりの頃、 私は製造についての知識がなく、 よくマネジメントされた工場とそうでない工場を見分けられなかった。 だがすぐに、マネジメントが行き届いた工場は静かであることに気づいた。 逆に産業の叙事詩ともいうべき騒然とした工場は、 マネジメントされていないことを知った。
よい工場は見た目には退屈である。 混乱は予測され、対処の方法はルーティン化されている。 そのため劇的なことは何も起こらない。
今の会社(正確には親会社)は10年ほど前はブラックだったらしいんですが、 10年かけて良くしていったそうです。
散らかった部屋と整頓された部屋
じゃあ生産性が高いから課題がないのかというと、むしろ逆で、課題が多く見つかります。 これを部屋に例えると、「散らかった部屋ならどこから片付けた方がいいか分からないが、整頓された部屋は小さなゴミでも気になる」という感じです。
ちょっと前のツイートですが、これをみたときに「わかる」と頷きました。
業務改善とは不思議なもので、やればやるほど新しい課題が見えてきて新たな課題が増加していく。うちの会社は残業まみれだった頃よりも残業ゼロで有給消化率100%の今の方がはるかに課題の量が多くなった。改善ポイントが見つからないという組織は、業務改善を適当にやっている証拠。
— 米村歩@日本一残業の少ないIT企業社長 (@yonemura2006) June 26, 2019
楽しいけど結構大変、そんな感じですね。
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