Microsoft EdgeがChromiumベースになる件は今のところあまり懸念していない
投稿日:
更新日:
Microsoft EdgeがChromiumベースに移行
あまり時事的な話はしないのですが、一応専門分野なので。
多様性を懸念する発言を見ましたが、 今のところはあまり懸念してないかなぁという印象です。
かつてのWeb暗黒時代と現在
自分はかつてMozillaを追っかけてたのでよく知っているのですが、 IE4からIE7の間[^1]、2000年〜2006年頃はWebの暗黒時代でした。
なぜなら、そのときはWebの仕様=IEの実装だったからです。 Web標準があってもほとんど見向きもされません。 IE8でWeb標準に準拠するようになってようやくWeb標準が重要視されるようになりました。
そしてWebの仕様=IEの実装ということは、Windows以外のOSは使えないも同然でした。 MacもLinuxもFreeBSDも。
今はそんなことはほぼないです。 そうなった理由は、スマートフォンやタブレットが普及したことにより、 多デバイス対応が当たり前になったからだと思います。
「WebKitベース」というくくり
あと個人的に気になったのは「WebKitベース」というくくり方です。 なぜなら、SafariのWebKitとChromeのBlinkは 結構前(2013年)に分岐したので、もはや別物だと思っています。
現在は実質的にはChrome/Firefox/Safariの3つによる寡占じゃないかと。 なので以下のツイートのようにECMAScriptのステージを上げるために2系統の実装が必要というのは現在も変わらないかと。 (元ツイートが消えたようなので削除)
前の記事:
ウェルスダイナミクスを受けた結果→
ウェルスダイナミクスを受けた結果→