心理的安全性を高めるための方法
「組織の成果や学びにつながる心理的安全性のあり方」調査報告
ふと検索していたら、以下のドキュメント(PDF)を見つけました。
- 職場での「心理的安全性」に関する実態調査 | 調査ライブラリ | 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ
- RMS Message vol.48 特集1「組織の成果や学びにつながる心理的安全性のあり方」調査報告
このPDFの27ページに、心理的安全性が低い組織と、 高い組織について具体的にどのような行動を行っているかの調査がありました。
これを見てすごく面白いなと思いました。
「なんとなく」ではうまくいかない
面白いと思ったのは、心理的安全性が低い組織が行っていることです。 心理的安全性が低い組織が行っているのは「コミュニケーションの強化」と「その他」です。
これが面白いのは、「曖昧な回答」ということです。 実際に、以下のような指摘がされています。
「心理的安全性・低群」では、約4割が「なし」との回答で最多。 次いで「コミュニケーションの強化」にあたるような抽象的な内容のものが多かった
これは、コミュニケーションに対して真剣に取り組んでいない証拠だと思っています。 本気で取り組んでいれば、具体的な施策が出るはずです。 しかし、本気で取り組んでいないから「ただ会話を増やした」というレベルなんですね。
自分も経験があるのですが、コミュニケーションで一番問題なのは、 対話をする相手が真剣に聞いていないことです。
会話中に会話をメモするのでもなく、別の作業をしている、 会話をしているようでも、自分の考えが正しいという前提に立って、 相手の立場になって考えようとしない、 そういうコミュニケーションをされると、むしろマイナスになります。
相手の話を真剣に聞く
実際のところ、自分はコミュニケーションが苦手です。 しかしこれだけは気をつけていることがあって、 それは「相手の話を真剣に聞く」ということです。
相手が何を考えているかなんて、分からないんですよね。 ただ少なくとも、相手が真剣に聞いていれば、少なくとも悪い気はしない。 そう思って、話を真剣に聞くようにしています。
不思議なことに、今までこの方法を取って失敗したことはないです。 むしろ成功した(相手から感謝された)ことが多いかもしれない。
意外とこれは向いているかもしれないかなと。