生産性が低いのは「信頼ベース」でなく「不信ベース」だから

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エビデンスとレビューの違い

よく辛いものとして上げられるのが、Excelスクリーンショットによるエビデンスです。 Seleniumを使えば楽にはなりますが、 そもそもなぜこのようなものを要求するのか考えてみました。

それは相手を信用しないことが前提になっているからです。 テキストベースのログでは簡単に改ざんされてしまう、 だからスクリーンショットを要求する、それがExcelスクリーンショットをエビデンスとして使う理由です。

一方でレビューは人間は不完全なものという前提で行われます。 どんなにスキルが高い人でもミスはあります。 ミスはなくても分かりにくいコードを書いているかもしれません。 そのため、いろんな角度で見ることで品質を上げる、それがレビューの目的です。

「不信ベース」の環境は生産性が低い

これは一般化することができます。 お互いを信頼できる環境にいると、助け合うことができ、全体の生産性が上がります。

逆に相互不信の環境にいると、疑心暗鬼になり、無駄にコストが掛かります。 よって生産性が下がります。

もちろん信頼され続けるには、一人一人がその信頼に応える必要があります。 なので信頼ベースの環境を維持するのは難しいです。