品質は固定

投稿日:

今日は2年前の日記から。

テスト書かないとバグが出る

2年前に書いていたのはこれです。 「今日も色々とフォロー。Aさん自身もフォローしてた。正直、疲れる(やりがいはあるかな)」

7月と8月にチームに新しいメンバーが入ってバタバタしててた時期で、9月末に大きなリリースが控えている時期でした。 そこでフォローに追われていた時期です。

最初「テストコードが書けない」とがありがちで、だいたい新メンバーは一部のテストを後で書くんですが、 かなりの確率で、テストコードが書いてないところでバグが出ます。 だから「品質は固定」なんですね。

世の中には、時間を優先するためなら品質を犠牲にできると信じておる輩もいるようだが、それは間違いだ。たとえどんなに短期的に開発速度を向上させたとしても、品質を犠牲にすることで成立している取り組みなのであれば、それはまやかしでしかない。一時的な錯覚に終わるだろう。

品質を落とすことは、冬の寒さが厳しいからといって燃えさかる刀でジャグリングするようなものだ。確かにほんの一瞬手は温まるかもしれん。だが、いずれ切り傷やひどい火傷を負うことになるであろう。

ゆえに、アジャイルサムライは品質もまた固定されたものとして扱う。しかも、常に高い水準を保ち続けねばならぬのだ。


アジャイルサムライ――達人開発者への道
次の記事:
「納得できる評価かどうか」がモチベーションを左右する
前の記事:
アクセルとブレーキは同時に踏めない