2015年12月15日火曜日

日本IBMのブラック化を止められなかった理由

リンクしませんが、日本IBMで退職勧奨を繰り返してうつ病になった人が労災認定されたというの話を目にしました。この記事を見てふと思い出したことがあるので、書きます。

日本IBMは日本を代表するブラック企業ですが、ブラック企業になった大きな理由は次にあります。

共産党系の労働組合しかなかったから

まさにその勝ち取ったと誇るその共産党系の労働組合こそが、日本IBMをブラック企業にした最大の要因です。その理由を以下に書きます。

日本IBMに入った時に、労働組合のチラシをもらいましたが、当然のように、みんな完全無視でした。彼らからしたら「闘う労働組合」のつもりでしょうが、こちらから見ると、単なる負け犬、会社に嫌がらせをするためだけの存在にしか見えませんでした。そのような労働組合が会社をダメにすることは、みんなよく知っています。そんなものに入るはずがありません。なので、日本IBMにおける、労働組合の組織率はほぼゼロでした。

しかし、従業員からも無視される「闘う労働組合」の存在により、「団体交渉」という考えまで奪われてしまいました。その結果が、会社のいいなりになる従業員です。会社に何となく不満があっても一人では言い出せません。

自分自身が苦しいときにも、当然ながら一般社員から孤立している「闘う労働組合」は何の役にも立ちませんでした。つまり、日本IBMの労働組合は存在しない方がマシという状態です。そのような労働組合が勝ち誇ることが自分からすると腹立たしいです。

これは労働組合に限った話ではありません。本来の役割を忘れた、「自称弱いものの味方」は、普通の人々からそっぽを向かれます。そしてだんだん先鋭的になり、先鋭的になることによってさらに人々からそっぽを向かれ、衰退していきます。

伝統宗教が衰退しているのも同じ理由です。本来の役割を忘れて、普通の人々の感覚から離れた政治的活動に走った宗教ほど、害悪なものはありません。こんな体たらくだからカルト宗教がのさばるし、信長でなくても焼き討ちしたくなります。

世の中には「自称弱いものの味方」でなく、本物の弱いものの味方が必要です。