2013年8月4日日曜日

Wii Uの代表作となった「ピクミン3」

2013のキーワードをFun, Positive, Supportとしてたにも関わらずブログではネガティブな話題が多かったので( ・ิω・ิ)、この前クリアしたWii Uのピクミン3の感想を書きます。

結論から言うと、ピクミン3は非の打ち所がないタイトルです。ゲームってどこかしら不満点があるのですが、ピクミン3にはそれが全く見当たりません。どこか不満点はないかと考えた結果、出てきたのが「遊んでるとポインタがずれてくる(補正は簡単だけど)」「熱中しすぎて手が疲れる」というゲームの内容とは全く関係ない話でした。

  • 初めての人でも楽しめるバランス
自分はピクミンシリーズはピクミン3が初めてで、それまではタイトル名と愛のうたしか知りませんでした。ではなぜ買ったかというと、Wii Uの代表作になるという予感があったからです。ピクミン3はその期待に十分応えたゲームです。

最初は操作に慣れるだけで精一杯で、ゲーム内の時間で数日遊ぶだけでへとへとになってましたが、クリアする頃には戦略を立てて3キャラを動かせるようになりました。食料がある限りゲームオーバーにはならず、過去に戻ってやり直しも出来るため、下手な人でもクリアできると思います。かといってダレることもなく、最後まで適度な緊張感を持って遊べました。

以下に、任天堂が公開しているYouTube動画を載せておきます。最初は「すごく上手い」と思ってたのですが、クリア終わったら「無駄が多いしこれくらいなら出来そうだな」と見方が変わります( ・ิω・ิ)


  • 忙しい人にも、やり込みたい人にも合わせたボリューム
クリアまでの時間が短いため、ネットでは「ボリュームが足りない」という声もありましたが、それは間違ってます。確かにクリアだけなら20時間で出来ましたが、ピクミン3はやり込みたくなるゲームです。例えば、自分はクリアまでに804匹死なせましたが、これをもっと減らすためにやり直したいです。

一方で、社会人はあまり時間が取れないため、クリアだけなら短めの方が嬉しいです。ゲームとプレイ時間の関係については、田下広夢さんが書いた以下の記事にも詳しいです。

 ゲームのプレイ時間は本当に長い方が嬉しい?

自分は他にも遊びたいゲームがたくさんありますが、時間を見つけてまだまだ遊ぶと思います。嬉しい悩みです。

  • 綺麗さとゲーム性を両立したグラフィック
ピクミン3を買おうと思った理由の一つに、「Wii UがHD解像度対応だから」というのがあります。自分はグラフィックの良さとゲームの面白さは別だと考えてますが、ピクミン3は小さいキャラクターを多数動かすゲームなので、グラフィックの良さがゲームの面白さに重要だと考えました。

ピクミン3のグラフィックを一言で表すと、「自然なグラフィック」です。実世界とは異なりますが、生き物や植物などが自然に描かれていて、嘘くささを全く感じません。良質なCGアニメーション映画を見ているような感じです。

その一方で、綺麗なグラフィックのゲームに失われがちな「記号性」が健在なことに感心しました。基本アイテムのペレット(花の種みたいなもの)には大きく数字が書かれています。話だけ聞くと不自然ですが、プレイしていて違和感はありません。一方で箱(障害物)に書かれている数字は目立たないようにして、グラフィックの自然さとゲームとしての記号性のバランスを取っています。

  • Wiiリモコン&ヌンチャク&Wii U GamePadをフルに生かしたゲーム
Wiiは発売直後に買ったのですが、ほとんどWiiのゲームをせず、Wii版のドラクエ10もクラシックコントローラを使用していたため、自分は最後までWiiリモコン + ヌンチャクの意義が分かりませんでした。逆に言えば、ボタン配置が従来型のコントローラに近いWii Uは安心して買えました。

ピクミン3は最初はどのように操作するのかは気にしてなかったのですが、宮本さんがデベロッパーダイレクトで「Wii Remote(Wiiリモコンのこと)を使った遊びが快適」と言ってたため、この組み合わせで遊んでみました。すると、確かにオススメされた理由が分かりました。

Wiiリモコンの良い点は、カーソルが直感的に操作できるところです。相対的な位置を指定するマウスとコントローラが同じタイプなら、絶対的な位置を指定するタッチパネルとWiiリモコンは同じタイプです。どちらにもメリットデメリットはありますが、自分はピクミン3で初めてWiiリモコン + ヌンチャクの意義が理解できました。

一方でWii U GamePadはサブディスプレイとして俯瞰視点のマップを表示し、キャラの大まかな指示を出します。また、ピクミンがはぐれてないか、次に狙う果物は何かなど、戦略を練るためにも使います(ちなみにマップ操作中はゲームは停止するため、慌てる必要はありません)。そこまでシビアではありませんが、2つのマップを見ながら操作するので、忙しいゲームです。

直感的な操作が出来るWiiリモコン + ヌンチャク、大まかな指示と戦略を担当するWii U GamePad、どちらが欠けてもこれほど楽しめるゲームにはならなかったでしょう。

  • 5種のピクミンが個性的
ピクミン3の世界に出てくる生き物や障害物は「赤ピクミンだと楽勝だが他だと苦戦」「岩ピクミンでしか壊せない」などの特徴があります。ピクミンは最大100匹しか連れて歩けないため、「どのピクミンを連れて歩くか」「足りなくなった場合に戻るかそのまま進むか」などを判断する必要があり、キャラが個性的かつゲームの戦略性が高いです。

自分が感心したのは、ピクミンが蜜を吸うと花が咲く設定です。これをゲーム性という観点から見ると、「ピクミンにアイテムを使うと成長して強くなる」というよくある設定ですが、これを「蜜(アイテム)を吸うと花が咲く(成長する)」と見た目にも分かりやすい方法で表現しています。ここまでやってこそ新しいキャラクターを作る意味があるのではないでしょうか。

  • ピクミン3の一番の問題点
このように、ピクミン3はどこを取ってもすばらしいゲームで、満点以外付けようがありません。むしろ、自分にとってピクミン3の一番の問題点は、舌が肥えることです。一年目にこのようなゲームを出されてしまうと、任天堂にも他社にもかなりのプレッシャーになります。

もちろんゲームはいろんなジャンルがありそれぞれ楽しみ方がありますが、これを越えるゲームというのが想像できません。つまり「ピクミン4が作れるのか」が全く想像付きません。ファンならもちろん、ゲーマーを自負するのならこれ1本のためにWii Uを買うべきでしょう。